愛知県立芸術大学

大学案内 大学概要

美術学部 3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

美術学部では、各専攻で定める専門分野に関する知識・技能・社会的対応力、幅広い教養を身につけ、日本画、油画、彫刻、工芸、メディア、現代美術の芸術家、デザイナー、美術に関する研究者、教育者等、自立的な判断力に富み、創造的な能力に優れた人材の育成を目標としています。

学修成果目標
・自立した芸術家、デザイナー、研究者、教育者に必要な専門分野に関する知識・技能・社会的対応力、幅広い教養を身につけます。
・主体性をもって社会で活躍できる力を身につけます。

学位認定の方針、評価方法
・所定の期間在学し、最終年次における「卒業制作」、「卒業論文(芸術学)」を含めた所定の単位を修得した学生を卒業と認め、学士(芸術)の学位を与えます。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

美術学部では、ディプロマポリシーに掲げる目標を達成できるよう、学生の個性を尊重し、徹底した個別指導を基本とする実技系授業を実施しています。各領域の現状を踏まえ専門の特徴を尊重したカリキュラムを制定しています。実技系の授業等と合わせ、専門に関する理論、歴史、外国語、一般教養等、選択可能な科目から幅広く学ぶことができます。

カリキュラムの編成方針
・美術学部では、実技授業を重点とする徹底した少人数教育を行います。
・専攻ごとのポリシーに則り、基礎から応用まで専門的に体系化された4年間の教育プログラムを提供します。

学修成果の評価について
各科目の学修成果は、それぞれシラバスに示された評価基準と方法で、公平に評価します。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

美術学部では基礎的な実技能力を持ち、美術に対する豊かな感性と旺盛な表現意欲のある人、広い視野に立った芸術活動や研究活動、創作表現を目指すことができる人を求めています。芸術家、デザイナー、研究者、教育者など美術全般で専門性の高い人材を育成、輩出するために、専攻が独自のアドミッションポリシーを制定しています。

求める人物像
・美術に関心を持ち、本学の美術教育に必要な基礎知識や技能を有する人
・美術に対する豊かな感性をもち、将来幅広い視野に立った芸術・研究活動を目指す意欲を持つ人
・広い視野と多様な価値観を持ち、自ら積極的に学ぶことのできる人
      

入学者選抜試験の基本方針
・各専攻の特性に応じた選抜方法により専門分野の基本的な実技能力を、また一般入試においては大学入学共通テストの結果を総合して合否を判定します。

美術学部各専攻 3つのポリシー

日本画専攻 3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標

日本画専攻では、古典研究を踏まえ、多様な価値観に基づく発想⼒を育み、現代作家として制作活動を⾏っていくことが出来る人材の育成を目標にしています。

卒業までに⾝につけるべき資質・能⼒

  • 創作・研究活動を継続するために必要な実技能⼒
  • 多様な価値観に基づく発想⼒
  • 社会に対して新たな視点からの提案をし、実現ができる能⼒

学位の授与方針と評価方法

最終年次の「卒業制作」を含めた所定の単位を修得した学⽣を卒業と認め、学⼠の学位を与えます。

  • 所定の在学期間の確認、必要単位修得の確認
  • 卒業制作の評価・・・4年担当教員を中⼼として、6名の専任教員全員で卒業制作作品(150号)の審査を⾏い、意⾒を総合して採点し評価を決定します。

カリキュラム・ポリシー

教育課程の編成方針

日本画の基礎実技と、専門性の⾼い技法や知識を幅広く習得し、独⾃性に富んだ⾃⼰表現の探求ができるように、習熟度を段階的に上げていくようにカリキュラムを編成しています。

具体的なカリキュラム構成と特徴

  • 1.2年次は日本画における創作の基礎を学びます。同時に技法材料の実習とともに古典絵画模写を取り⼊れ、基盤的知識を⾝につけます。
  • 3年次 古美術研究旅⾏や2年次より更に発展させた絹本模写を組み込みます。
  • 4年次 大作を制作し、独創性を追及します。

教育課程の評価方針・方法

  • 各課題は担当教員を中⼼に、複数の教員による作品講評と制作過程、出席日数、学習態度を総合して評価します。
  • その他の授業科目については、各科目の担当教員がシラバスに定めた方法により評価します。

アドミッション・ポリシー

求める人物像

  • 観察によって発⾒したよろこびを表現することに、強い意欲をもっている人
  • ⾃分の可能性を信じ、目標に向かって粘り強く取り組める人
  • 時代やジャンルを問わず、幅広い芸術表現に興味がある人
  • 新たな発想と表現⼒を⾝につけ、社会で活かしたいと思っている人

⼊学前に⾝につけてほしい学習成果

  • 観察⼒と描写⼒(デッサン、着彩)

⼊学試験の基本的な方針・考え方

受験生の能力を適切に評価できるよう、大学入学共通テストによる学力と、石膏素描と水彩画による二種類の実技試験を行います。

一般選抜

  • 一次試験では、大学入学共通テストの得点及び石膏素描による実技試験の得点の合算により合否を判定します。
  • 二次試験では、水彩画による実技試験の得点によって、最終合格判定を行います。
    なお、大学入学共通テスト及び一次試験の得点は二次試験には加算されません。
  • 合否ラインで総合得点が並んだ場合に、調査書・活動報告および志願理由書を活⽤します。

油画専攻 3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標

油画専攻では、人間にとって原初的な表現であり様々な美術表現につながる絵画を起点として、⾼度な表現技術・技法を⾝につけた美術家の養成、独創的で普遍性を持った作品を創作する優れた作家の輩出を目標にしています。

卒業までに⾝につけるべき資質・能⼒

  • ⾼度な表現技術・技法
  • 表現する上での⾃⽴⼼と探求⼼
  • 内⾯をより深く掘り下げた思考⼒と着想⼒

学位の授与方針と評価方法

最終年次の「卒業制作」を含めた所定の単位を修得した学⽣を卒業と認め、学⼠の学位を与えます。

  • 所定の在学期間の確認、必要単位修得の確認
  • 卒業制作の評価・・・教員全員(12名)の審査員が卒業制作作品を様々な視点(独⾃性、表現⼒など)から審査し、協議の上総合的に評価を決定します。

カリキュラム・ポリシー

教育課程の編成方針

絵画を起点として基礎⼒をより確かなものとし、個性に応じて独創性、表現⼒を⾼めるよう、また少人数教育(チュートリアル授業・講座授業・講評週間など)での対話から多様な芸術的思考を学ぶことができるようカリキュラムを編成しています。

具体的なカリキュラム構成と特徴

  • 1年次は「基本となる素地作り」の学年とし、風景画、人物画、絵画材料、壁画、版画、空間表現などを学びます。
  • 2年次は「可能性」の学年とし、学⽣は教員がそれぞれ開く講座を⾃主的に選択する講座授業を中⼼に学びます。
  • 3年次は「応⽤」の学年とし、チュートリアル授業(学⽣が教員を指名し個人指導を受けます。)と、それぞれの学⽣が⾃主的な研究制作を⾏います。
    また文章講座、写真講座などで作品についての文章表現や作品撮影の基本についても学びます。
  • 4年次は「作品の成⽴」の学年とし、卒業制作作品を制作します。学年の始めにチュートリアル授業で指導を受け作品の構想を練り、夏休み前に本学芸術資料館で作品を公開展⽰します。後期には卒業制作に向けた講評会を定期的に⾏います。

教育課程の評価方針・方法

  • 課題の指導は複数の教員があたり、評価も教員全員の協議により総合的に評価します。なお評価にあたっては、作品制作における積極性と探究⼼、完成作品の独⾃性と表現⼒を重視します。
  • その他の授業科目については、各科目の担当教員がシラバスに定めた方法により評価します。

アドミッション・ポリシー

求める人物像

  • 美術・絵画に強い関⼼と探究⼼をもっている人
  • 美術・絵画に関する基礎的表現⼒があり、⼤学においてさらに表現⼒を深めようと志す人
  • 芸術家として⾃己実現を目指す人

⼊学前に⾝につけてほしい学習成果

  • 基礎的な描写⼒(デッサン)
  • 絵画表現⼒(油画・⽔彩画)
  • 豊かな創造⼒と絵画表現を試みる⼒

⼊学試験の基本的な方針・考え方

受験⽣が能⼒を最⼤限発揮できるよう試験問題、試験時間、制作作品のサイズなどを⼯夫した入学試験を実施します。

一般選抜

  • 一次試験では、大学入学共通テストの得点及び素描による実技試験の得点の合算により合否を判定します。
  • ⼆次試験では、油画または⽔彩画による実技試験の得点によって、最終合格判定を⾏います。なお、⼤学入学共通テスト及び一次試験の得点は⼆次試験には加算されません。
  • 合否ラインで総合得点が並んだ場合に、調査書・活動報告および志願理由書を活⽤します。

彫刻専攻 3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標

彫刻専攻では、多様化する現代社会での⽴体表現に重点を置きながら、広範な美術教育を⾏うことで、将来の芸術家、研究者、芸術教育の専門家等の人材の育成を目標にしています。

卒業までに⾝につけるべき資質・能⼒

  • 新しい表現を⽣み出す創造⼒
  • 社会との関わりについての多⾯的な理解⼒

学位の授与方針と評価方法

最終年次の「卒業制作」を含めた所定の単位を修得した学⽣を卒業と認め、学位を与えます。

  • 所定の在学期間の確認、必要単位修得の確認
  • 卒業制作の評価・・・彫刻専攻全教員によって様々な視点から採点し、議論の上、総合的に評価を決定します。

カリキュラム・ポリシー

教育課程の編成方針

学⽣の個性と社会性の両⽴を目指し、また新しい表現を⽣み出す創造⼒を育むようカリキュラムを編成しています。

具体的なカリキュラム構成と特徴

  • 1・2年次は、実習を通した実技および理論の基礎教育を、3・4年次にはその応⽤教育を徹底した個別指導により⾏います。
  • 1年次に塑造・⾦属・⽊彫・樹脂、2年次には塑造・造形・⽯彫・テラコッタ・材料研究(乾漆)の授業を⾏います。
  • 3年次には、各教員のゼミ毎に授業を⾏い、より広範な表現に対応できる⼒を養い、4年次には、これまでの学習や研究の成果を卒業制作に結実できるよう指導します。
  • 国内外で活躍している作家・評論家によるレクチャーを⾏い、新しい表現を⽣み出す創造⼒と社会との関わりを多⾯的に理解するための⼒を育みます。

教育課程の評価方針・方法

  • 課題の指導は、専門性の⾼い非常勤講師も含めた複数の教員が指導にあたり、評価も複数の教員が総合的に⾏い、客観性を⾼めています。
  • その他の授業科目については、各科目の担当教員がシラバスに定めた方法により評価します。

アドミッション・ポリシー

求める人物像

  • 広範な⽴体表現に深い関⼼を持ち、芸術家を志す人
  • 創造のよろこびを実感し、粘り強く取り組める人
  • 多様な価値観に目を向け、様々な文化芸術に興味を持つ人
  • 独⾃の発想⼒と表現⼒を⾝につけ、社会で活かしていきたい人

⼊学前に⾝につけてほしい学習成果

  • 基礎的な描写⼒・造形⼒
  • 豊かな想像⼒

⼊学試験の基本的な方針・考え方

ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーに基づき、基礎的な想像⼒・技術⼒を判定する試験と、⼤学における勉学に対する意欲をはかる⾯接を⾏います。

総合型選抜

  • 自己アピール資料審査、小論文及び面接試験により合否を判定します。

一般選抜

  • 大学入学共通テストの得点及び素描、塑造の実技試験の得点の合算により合否を判定します。
  • 合否ラインで総合得点が並んだ場合に、調査書・活動報告および志願理由書を活⽤します。

芸術学専攻 3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標

芸術学専攻では、美術研究に関する理論系専攻として、実技学習との有機的連携を図りながら、美術史・美術理論の研究者、学芸員、美術評論家や美術ジャーナリスト、⽂化財保存に関る⾼度な専門家の養成を目標にしています。

卒業までに⾝につけるべき資質・能⼒

  • 美術史・美術理論(⽇本美術史、⻄洋美術史、現代アート論、美学)および⽂化財学に関する⾼度な造詣

学位の授与方針と評価方法

最終年次の「卒業論⽂」を含めた所定の単位を修得した学⽣を卒業と認め、学⼠の学位を与えます。

  • 所定の在学期間と必要単位修得の確認。
  • 卒業論⽂等の評価・・・⼀人ひとりの学⽣につき、主査1名・副査2名の3名体制で協議のうえ、専門知識、作品分析能⼒、論述能⼒などに関して総合的に評価し、公正かつ客観的に評価を決定します。

カリキュラム・ポリシー

教育課程の編成方針

美術研究に関する学科系の⾼度な専門家を育成するために、理論と実践を組み合わせたカリキュラムを編成しています。

具体的なカリキュラム構成と特徴

  • 1、2年次には美術史・美術理論の基礎(⽇本美術史、⻄洋美術史、現代アート論、美学、⽂化財学の概説)や基礎実技(平⾯、⽴体、映像等)を学び、美術研究の⼟台を培います。他にも学科関連の多様な授業が開講され、各自の関心に応じて自由に受講し、自主的に研究の幅を広げることができます。
  • 3年次からは少人数のゼミ形式の授業を中心により専門的な教育を⾏います。卒業論⽂関連の授業では、指導教員による丁寧な個別指導が⾏われます。

教育課程の評価方針・方法

  • 教員が各自責任をもって出席数、受講態度、試験等をもとに公正かつ客観的に評価します。複数指導の教科では協議のうえ公正かつ客観的に評価します。

アドミッション・ポリシー

求める人物像

  • 美術作品の鑑賞や研究、展覧会の企画などに強い関心のある人
  • 美術史、現代アート論、美学、⽂化財学等に関心の⾼い人
  • 柔軟な感性と論理的な思考⼒を持ち、語学⼒にも優れている人

⼊学前に⾝につけてほしい学習成果

  • 英語に関する基礎的な語学⼒
  • 基礎的な論述能⼒
  • 美術作品についての基礎的な観察⼒、鑑賞眼

⼊学試験の基本的な方針・考え方

受験⽣の学⼒や感性、適性や意欲が⼗分に評価できるような入学試験を実施します。

一般選抜

  • 大学入学共通テストの得点及び英語、小論文、素描の得点の合算により合否を判定します。
  • 合否ラインで総合得点が並んだ場合に、調査書・活動報告および志願理由書を活用します。

デザイン専攻 3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標

デザイン専攻では、「暮らしとデザイン」をテーマに、創造性豊かに美しく心地よいモノ、空間、情報などのデザインや提案ができ、多様化する国内、国際社会に対して適応⼒のある人材の育成を目標にしています。

卒業までに⾝につけるべき資質・能⼒

  • 多様な⽣活様相や先進的技術に対応できるデザイン概念構築⼒、それを具現化できる技術⼒
  • 国内外社会への適応⼒
  • 人間としての幅広い総合⼒

学位の授与方針と評価方法

最終年次の「卒業制作」を含めた所定の単位を修得した学⽣を卒業と認め、学⼠の学位を与えます。

  • 所定の在学期間の確認、必要単位修得の確認
  • 卒業制作の評価・・・11名程度の審査員が卒業制作作品を様々な視点から個々に採点し、協議の上、総合的に評価を決定します。

カリキュラム・ポリシー

教育課程の編成方針

「暮らしとデザイン」をテーマに学⽣の個性と社会性の両⽴を目指し、創造性豊かな思想や表現⼒の習得ができるようカリキュラムを編成しています。

具体的なカリキュラム構成と特徴

1、2年次前期の【基礎課程】と、2年次後期以降の【専門課程】、及び【関連科目】に分かれています。

  • 【基礎課程】は、デザインの概念を理解し、基礎的な技能と視野を広めるとともに、⾃らの志向性、可能性が認識できるカリキュラムを用意しています。
  • 【専門課程】は、学⽣の独⾃性と⾃主性を尊重したシステムになっており、学⽣は4領域の課題を⾃由に選択し、各⾃が将来を⾒据えた独⾃のカリキュラムを構成します。
  • 【関連科目】は、デザインの社会活動に必要な知識や技量が⾝につく講義、演習を中心に構成しています。

教育課程の評価方針・方法

  • 課題の指導は、専門性の高い非常勤講師も含めた複数の教員が指導にあたり、評価も複数の教員が総合的に評価し客観性を高めています。
  • その他の授業科目については、各科目の担当教員がシラバスに定めた方法により評価します。

アドミッション・ポリシー

求める人物像

  • 日々の暮らしの様々なことに興味と好奇心がある人
  • モノ作りや表現に強い関心があり、工夫が好きな人
  • 問題を発⾒し、解決する思考⼒と⾏動⼒がある人
  • 様々なものを受け入れる柔軟性がある人

⼊学前に⾝につけてほしい学習成果

  • 基礎的な描写⼒
  • 基礎的な色彩の構成力
  • 基礎的な色彩の構成力

⼊学試験の基本的な方針・考え方

受験⽣が能⼒を最⼤限発揮できるように、受験⽣の特性を活かした様々な入試を実施します。また受験しやすい環境を整え、受験⽣の将来への可能性を高めます。

総合型選抜

  • 自己アピール資料審査及び面接試験により合否を判定します。
    ※実技試験、学力試験は行いません。

一般選抜

  • 大学入学共通テストの得点及び描写と、色彩構成または立体構成による実技試験の得点の合算により合否を判定します。
  • 合否ラインで総合得点が並んだ場合に、調査書・活動報告および志願理由書を活用します。

社会人特別選抜

  • ⾃⼰アピール資料審査と⾯接試験、⼩論⽂により、合否を判定します。※実技試験、学⼒試験は⾏いません。

陶磁専攻 3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標

陶磁専攻では、「暮らしに関わる陶磁」を教育の主軸とし、建築、デザイン、造形、伝統陶芸など、分野を超えて陶磁の表現と可能性を探求する意欲ある⼈材の育成を⽬標にしています。

卒業までに⾝につけるべき資質・能⼒

  • 多様な技法に関する基本的な技術⼒と創造⼒
  • ⼈の暮らしを⾒据えた陶磁の在り⽅を模索・創造する能⼒

学位の授与方針と評価方法

最終年次の「卒業制作」を含めた所定の単位を修得した学⽣を卒業と認め、学⼠の学位を与えます。

  • 所定の在学期間の確認、必要単位修得の確認
  • 卒業制作の評価・・・専攻教員が審査員として様々な視点から個々に採点し、協議の上、総合的且つ客観的に評価を決定します。

カリキュラム・ポリシー

教育課程の編成方針

陶磁教育を通じて、社会に益する幅広い視野と豊かな創造性の習得ができるようカリキュラムを編成しています。

具体的なカリキュラム構成と特徴

⼀貫して基本的な造形⼒、発想⼒、描写⼒、構成⼒を修得するカリキュラムが組まれています。

  • 1、2年次の基礎課程では、陶磁器制作に必須の基礎造形⼒の養成と様々な基礎技法の修得を⽬標にしています。
  • 3、4年次の専⾨課程は、各教員による専⾨領域からなり、陶磁の可能性と表現を探究するカリキュラムが組まれており、学⽣⾃⾝が将来の⽬標や志向を⾒据え選択します。

教育課程の評価方針・方法

  • 課題の指導は、専⾨性の⾼い⾮常勤講師も含めた複数の教員が指導にあたり、評価は複数の教員が総合的に評価し客観性を⾼めています。
  • その他の授業科⽬については、各科⽬の担当教員がシラバスに定めた⽅法により評価します。

アドミッション・ポリシー

求める人物像

  • 暮らしに関わる⼯芸やデザインに関⼼があり、想像⼒豊かな⼈
  • 陶磁分野の可能性を探求し、創作意欲のある⼈

⼊学前に⾝につけてほしい学習成果

  • 基礎的な描写⼒
  • 基礎的な色彩による表現⼒

⼊学試験の基本的な方針・考え方

受験⽣が意欲を持って受験しやすい環境を整えるとともに、基礎的な観察⼒と表現⼒を問う⼊学試験を実施します。

総合型選抜

  • 自己アピール資料審査、実技試験(立体)及び面接試験により合否を判定します。

一般選抜

  • 大学入学共通テストの得点及び描写、色彩表現の実技試験の得点の合算により合否を判定します。
  • 合否ラインで総合得点が並んだ場合に、調査書・活動報告および志願理由書を活用します。

メディア映像専攻 3つのポリシー(2022年4月より開設)

ディプロマ・ポリシー

人材育成目標

メディア映像専攻では、様々なメディアや映像を通じた表現やデザインを新たなイメージで創造できる⼈材の育成をめざしています。

卒業までに⾝につけるべき資質・能⼒

  • 先進的なメディア映像に対応する技術⼒とそれを具現化できるデザイン⼒・表現⼒
  • 様々な表現をする上での概念を構築する能⼒
  • ⼈間としての総合⼒と国内のみならず国際化する社会への適応⼒

学位の授与方針と評価方法

最終年次の「卒業制作」を含めた所定の単位を修得した学生を卒業と認め、学士の学位を与えます。

  • 所定の在学期間の確認、必要単位修得の確認
  • 卒業制作の評価・・・教員全員の審査員が卒業制作作品を様々な視点から審査し、協議の上、総合的に評価を決定します。

カリキュラム・ポリシー

教育課程の編成方針

メディア映像を表現媒体とする上で必要となる基礎的な造形能⼒を学び、社会への応用⼒をより確かなものとする、様々な分野・領域を柔軟に横断できるカリキュラムを編成しています。また、少⼈数指導で多様な思考を学びながら各自の個性に応じて独創性と表現⼒を高めていきます。

具体的なカリキュラム構成と特徴

  • 1年次は「基本となる造形能⼒を⾝につける」学年とし、描写と観察、時間表現、形と構造、色彩表現、コピーライト、インフォグラフィクスなどを学びます。
  • 2年次は「専門性への拡張」の学年とし、それぞれのメディアにおける表現を学び、自らが志向する専門的研究領域を⽬指します。
  • 3年次は「研究を深める」学年とし、⽬指す専門メディアを選択し、研究ゼミによる専門的指導により技術的研究を深め、それぞれの学生が自主的な研究制作を行います。またCGゼミ、アニメーションゼミ、ウェブゼミ、スタジオゼミなどで必要となる機材やアプリケーションなどの基本についても学びます。
  • 4年次は「表現の成立」の学年とし、卒業制作作品を制作します。学年の前期に担当教員による指導を受け制作を構想し、後期には研究プランに従ってそれぞれの専門スタジオ等を利用して制作を行います。

教育課程の評価方針・方法

  • 課題の指導は専門性の高い非常勤講師を含めた教員があたり、評価は協議により総合的に行います。
  • その他の授業科⽬については、各科⽬の担当教員がシラバスに定めた⽅法により評価します。

アドミッション・ポリシー

求める人物像

  • メディア映像表現に強い関心と探究心をもっている⼈
  • 様々な芸術に強い関心があり、新しい表現を⽬指す⼈
  • 問題を発見し、柔軟に解決する思考⼒と行動⼒がある⼈

⼊学前に⾝につけてほしい学習成果

  • 基礎的なデッサン⼒
  • 基礎的な構成⼒
  • 豊かな創造⼒と表現を試みようとする発想⼒

⼊学試験の基本的な方針・考え方

受験生が能⼒を最大限発揮できるように、試験問題、試験時間に配慮し受験しやすい環境を整えます。

総合型選抜

  • 自己アピール資料審査、実技試験(発想)及び面接試験により合否を判定します。

一般選抜

  • 大学入学共通テストの得点及び描写、発想構成の実技試験の得点の合算により合否を判定します。
  • 合否ラインで総合得点が並んだ場合に、調査書・活動報告および志願理由書を活用します。

美術研究科 3つのポリシー

博士前期課程 3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

美術研究科博士前期課程は、学部教育を基礎とした美術専門教育の充実を図りながら、芸術の学際的教育研究に対応した柔軟な教育課程を編成・提供することにより、現代の様々な芸術表現や社会の要請に対応した高度な専門的能力を有する人材を養成することを目標としています。


学修成果目標

・専門研究領域において創造的な表現力と高度な技能を身につけます。
・独創的な視点を持つ研究テーマを見出し、独自の表現や社会に寄与する研究へと展開する能力を身につけます。
・広い視野と多様な価値観を身につけます。

学位認定の方針、評価方法
・所定の期間在学し、必要な研究指導を受け、所定の単位を修得した上で「修士作品」又は「修士論文」の審査を経て、最終試験に合格した学生を修了と認め、修士(美術)の学位を与えます。

カリキュラム・ポリシー


美術研究科 博士前期課程では、芸術の学際的教育研究に対応した柔軟な教育課程を編成し提供することで、現代の様々な芸術表現や社会の要請に対応した高度な専門的能力を有する人材の養成を目指しています。
本研究科では、個別指導に重きを置き、専任教員が一人一人の学生と対話しながら作成した研究計画書のもとで指導し、研究内容に応じて外部研究機関の研究者、作家などの幅広い知見を取り入れた教育を行っています。

カリキュラムの編成方針
・美術総合研究と美術特別研究を中心に個性、専門性、知見の拡充を目指したカリキュラムを編成します。
・学生個々の研究に基づいた個人指導を行います。
・美術総合研究では、学生個々が研究計画書を作成し、学生の独自性、専門性を尊重しながら、その計画に沿って指導します。
・美術特別研究では、学生の知見を広げるため領域を横断して受講できる授業を制定します。

学修成果の評価について
・学生個々の研究計画書に則り、研究状況と成果を総合的に評価します。

アドミッション・ポリシー


美術研究科 博士前期課程では、専門領域に関する高度な技能と知識を有し、創造性豊かな表現力をもって社会に貢献しうる人を求めています。

求める人物像
・志望領域について基本的な知見と論理を構築する能力を有する人
・志望領域について創造性のある表現力や構想力を有する人
・高い向学心を有し研究心が旺盛である人
・柔軟な思考力と物事に対する洞察力を有する人

入学者選抜試験の基本方針
・志望領域の実技表現や基礎知識を修得していることを期待しています。
・各領域の特性に応じて、その専門性に沿った入学審査を行います。

博士後期課程 3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

美術研究科博士後期課程は、高度な専門的能力に理論的分析能力、表現能力を加えることによって、自立して活動し得る芸術家・研究者、教育者及び美術・デザインの高度な専門性が求められる多様な社会的場において中核的・指導的役割を担うことができる人材を養成することを目標としています。

学修成果目標
・専門分野に関する高度な知識と教養、理論に裏付けられた創造性、独創性、表現力、論述能力を身につけます。
・社会における研究領域の中核となりうる高度な専門能力を身につけます。

学位認定の方針、評価方法
・所定の期間在学し、必要な研究指導を受け、所定の単位を修得した上で、博士資格審査、第1次・第2次予備審査を経て、本審査(口頭試問、博士作品、博士論文)及び最終試験に合格した学生を修了と認め、博士(美術)の学位を与えます。
・実技系学生は作品と論文を、理論系学生は論文を博士学位審査委員会が審査します。審査委員会は、博士後期課程担当教員及び、外部審査委員(他研究機関の学識者)で構成されています。

カリキュラム・ポリシー

美術研究科 博士後期課程は1専攻6領域で構成され、各専門分野の博士後期課程担当教員による幅広い視野から学位取得を目的とし指導を行っています。


カリキュラムの編成方針
・博士総合研究、博士理論研究を中心に、研究テーマ、専門性と知見の拡充を目指したカリキュラムを編成します。
・博士作品・博士論文では、学生個々の研究テーマに基づき、専門領域の専任教員である主担当を中心に複数名による指導組織を編成し、専門的な教育を行ないます。
・同時に研究テーマに関する外部の学識者、研究者、芸術家等を招聘し、研究における社会的連携を高め、広い視野を獲得するための指導も行います。
・1年次、2年次は年2回研究発表会として、作品展示と論文プレゼンテーションを行い、年度末には研究報告集を刊行します。3年次は学位審査に向け作品・論文の発表を段階的に実施して、資格審査、予備審査、本審査を受けます。

学修成果の評価について
・学位取得に向けて、研究発表の内容・作品が適切であるか、また、進捗状況などを総合的に評価します。
・1年次、2年次は博士後期課程担当教員による意見と主担当・副担当による総合な判断により進級を決定します。
・3年次は博士後期課程担当教員全員による博士資格審査の合格後、第1次・第2次予備審査、本審査での発表をもとに評価します。

アドミッション・ポリシー

美術研究科 博士後期課程では、博士前期課程より一層高度な専門領域に関する技能と知識、国際的な視野を有し、創造性豊かな表現力をもって社会に貢献しうる人を求めています。

求める人物像
・志望領域について高い知見と論理を構築する能力を有する人
・志望領域について創造性の高い表現力を有する人
・高い向学心を有し研究心が旺盛である人
・柔軟な思考力と物事に対する洞察力を有する人
・学位取得を達成する強い意志と行動力を有する人

入学者選抜試験の基本方針
・専門研究分野の基礎知識と研究に必要な美術に関する幅広い見識を有していることを期待しています。
・専門研究分野により、その専門性に合わせた入学審査を行います。