愛知県立芸術大学

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学長挨拶

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第12代学長

白河 宗利

SHIRAKAWA Noriyori

略歴

画家/西洋画における技法材料の研究者
東京都出身、1993 年 東京藝術大学 油画専攻卒業(平山郁夫賞、サロンドプランタン賞)、1995 年 東京藝術大学大学院(油画技法材料研究室)修了。
東京藝術大学非常勤講師等を経て愛知県立芸術大学に赴任し現職に至る。
画家としての作品発表活動の他に西洋画の技法と材料の研究をおこなっている。
2024年 第12代学長に就任。

「芸術の力」で社会や世界とつながる

愛知県立芸術大学は、創立当初から広大な緑の森の中にキャンパスを構え、学生一人ひとりに対して、個人指導が全うできるカリキュラムを誇っています。このような、いわば「芸術村的な環境」が都会にある大学には無い良さであり、これからも変わることのない魅力の根幹です。

これまで本学は、国際的に活躍する芸術家のみならず、芸術文化に寄与している多くの卒業生を輩出してきました。今後も、芸術の可能性を探求した学生達が「芸術の力」を身につけ、やがてこの地域や世界で活躍していきます。

ここでいう「芸術の力」とは何か?
「芸術の力」があるとするなら、これは目に見える力では無いですし、数値化することも難しいことです。
「芸術の力」とは、作品や音を生み出した時のエネルギーです。
人間は、優れた美術や音楽に出会った時に新しい価値を感じとり、心や体を突き動かすのです。
「芸術の力」を得るには、孤独に打ち勝つ勇気も必要でしょう。
優れた芸術家を一匹の魚に例えるなら、他の魚が潜ったことのない深海までたどり着く勇気、両生類となって陸に上がる勇気を持っていることです。
本学は、芸術家集団なので教員や学生は、芸術を探求する勇気や新しい芸術を生み出す勇気を知っています。
このような「芸術の力」を本学の特徴である「芸術村的な環境」で大きく育て、外部に発信していくことが本学の使命であります。

近年では少子化やAI時代の到来などの社会情勢の変化に伴って、芸術大学である本学も変革を求められている時期にきています。
このことに応えるために本学は、「芸術村的な環境」を基本フレームとして、現代社会のニーズにも対応できる大学組織を構築していきます。
変革を恐れず、教員と学生の「芸術の力」を活かして、社会や世界とつながる芸術大学を目指します。

令和6年4月1日

学長 白河 宗利