愛知県立芸術大学

学部 / 大学院 博士前期課程

メディア映像領域(2026年4月新設)

New Media & Image

メディア映像領域は、アニメーション表現、CG/ゲーム表現、映像表現、メディア表現、メディア企画などの研究室から構成される、研究・教育領域です。本領域では、高度情報化社会における多様なメディア映像表現を、コミュニケーションメソッドおよび芸術表現として捉え、研究及び作品制作を推進しています。最先端の技術を駆使した表現の探求、新たな表現手法の開拓、そしてオリジナリティに富んだ発想に基づく研究に取り組むための環境を提供します。

カリキュラムCurriculum

修士総合研究

アニメーション表現

プロジェクション形式、インスタレーション形式、及びその他多様な拡張的表現による「芸術」としてのアニメーション表現を追求する。

映像表現

写真、映画、ドキュメンタリーなど、撮影を通じて他者や社会が介在する表現史を学び、現在における映像表現のあり方とその技法を発展的に探究する。

メディア表現

メディア表現と芸術を中心に、作品制作及び表現研究を行う。メディア表現を人と技術の関わりと捉え、写真、映像、絵画、彫刻、身体、言葉、コンピュータなど多様なメディアを横断し、インスタレーション、インタラクション、コミュニケーション、パフォーマンスなど様々な表現形式を探究する。表現の起源、技術の変遷、表現と社会を軸に歴史的視点を踏まえ、メディア表現の諸相から新たな表現へと発展させる。

メディア企画

社会課題に対して、様々なメッセージを広く発信していくための手法を中心に研究を行う。「誰に何をどのように伝えるか」を常に意識し、理論に裏付けされた最適なアプローチ方法を検討し、多様なメディアを用いて目的を達成することを目指す。

CG/ゲーム表現(※令和9年度開講予定)

CG表現技術は映像コンテンツのVFXのみならずVR、AR、XRなどの技術表現へと発展し、映画、アニメーション、ゲーム、芸術分野へ広く展開している。このように3D空間を拡張し、インタラクティブなインターフェースを有する環境を構築するゲーミング空間の新たな展開を研究し、制作を通じて、メディア映像表現の新たな地平を進める。

修士特別研究

アニメーション表現特別研究a/b

芸術史の系譜を意識し、世界のあらゆるナラティブやイメージに関する知見を深めたうえで、「現代の風景」をテーマとした挑戦的なアニメーション表現を探求する。

映像表現特別研究a/b

記録のテクノロジーに含まれる他者性や歴史性を個人の表現へと結びつける方法を学び、現代の多様なメディアを用いた表現を模索する。

メディア表現特別研究a/b

メディア表現と遊びをテーマに、プロジェクト型の授業を展開する。初等・中等教育を対象とした新たなメディア映像教育プログラム/映像玩具の研究開発を実践を通じて行う。

メディア企画特別研究a/b

メディア企画に必要となる発想力、展開力のアップを図る。社会観察から共通テーマを導き出し、他者との議論を経て多角的な思考を体験することによって、新たな視点を取得する。

修士専門研究

メディア映像理論研究

メディア映像表現に関する理論を構築するために社会と接続した論考を行う。その論考の成果は、学術的かつ学際的なディスカッション及びプレデンテーションを通して実践的研究を補填する。これら理論的研究は実践的研究と並行する形で行い、ルーブリックを基に評価する。

研究室紹介Laboratory