11月29日（土）に愛知県図書館で「大学生による知事への政策提言会」が開催され、本学美術学部デザイン専攻春田登紀雄研究室「サステナブルの未来」プロジェクトの学生が県立大学、中京大学、名古屋大学、名城大学の学生とともに参加した。

　登壇した本学美術学部デザイン専攻の湯浅野乃香さん、井浪健太郎さん、則武朋夏さん、加藤ありささん、小嶋日和さん、大道彩瑚さん、川口莉奈さんは「つくる愛知、つづく愛知。」をテーマに、小学生の教材や給食食器を生分解性素材とすることで、不用となったものは、たい肥化する世界初ゴミを生まない「ゴミゼロ小学校」を提案した。2050年カーボンニュートラルの実現には、子供の頃からゴミを出さないことが当たり前の環境を整え、根本から環境意識の違う人材を育てることが必要と説明した。学生は家庭科教材や教材用植木鉢、ランドセル、給食食器、雨傘など生分解性素材を使用して開発したアイテムを大村知事に紹介した。

　大村知事からは、「子供の頃からの意識づけの視点は重要、できるところから取り組みを検討したい。」とのコメントがあった。また、「デザインは産業、街づくりなど多くの分野で必要、さまざまな分野での活躍を期待する。」と学生に対してエールが送られた。